肝臓癌の手術と生存率について

手術は治療後の生存率が最も高い肝臓癌の治療方法です。でも肝臓癌の手術を行うためにはさまざまな適応条件もあり、手術自体も他の癌手術に比べ難しいといわれています。

肝臓癌の手術

肝臓癌は早期発見が難しく見つかったときにはすでにかなり進行しているといったケースが多いという点が難しい手術と言われる理由の一つです。

そして肝臓そのものの性質も難しさの原因の一つになっています。

肝臓は血液の塊のような臓器なので、手術でメスを入れることによってかなり大量の出血があり危険が伴うためです。

現在ではその出血を極力抑えるために肝臓を4ブロックから8ブロックに分けた上で切除範囲を決めていくという手術方法が行われています。

このブロックの境界に沿ってメスを入れることで出血量が少なくてすむようになりました。このブロックに分けて行う区域切除術が行われるようになってから肝臓癌の手術による死亡率がぐんと減少してきています。

このように成功率が高くなってきている肝臓癌の手術ですが、手術が原因の肝機能の低下が起こる場合や感染症といった合併症がみられるという マイナス面もあります。

また術後の回復に1〜1ヵ月半ほどかかるという点、普段の生活に戻れるにはさらに1〜2ヶ月かかってしまうという回復力の遅さも問題点の一つとされています。

肝臓癌に対する治療方法は手術以外にも実にさまざまなものがあります。そうした治療方法の中で自分の肝臓癌にはどういった治療が最も適しているのか、主治医と相談の上最善の治療方法を選ぶことが大切でしょう。

肝臓癌の生存率

肝臓癌は全体的には生存率が低いといわれています。その理由は症状が現れにくく早期発見が難しいことです。

肝臓癌は男性のほうが女性よりも発症率が高くなっており、男性の場合癌死亡の3位、そして女性は4位となっています。

しかし、死亡率が高い肝臓癌でも比較的早期に発見することによって生存率はぐんと高くなります。早期発見、早期治療によって5年生存率は70%という高い確立になっています。

肝臓癌にはさまざまな治療方法があるのでその治療方法や肝臓癌の発見時のステージなどによっても 生存率が異なっています。

平均でいうと1年生存率は80%、3年生存率は50%、5年生存率は30%となっています。

また各治療別で見てみると外科的治療の場合5年生存率は50〜60%、エタノール注入法は40〜50%、肝動脈塞栓術は10%前後といった報告があります。

やはり外科的治療の生存率が最も高くなっていますが、外科的治療を行うためには早期発見が大切になってきます。

生存率の高いといわれる外科的治療を行える段階での肝臓癌の発見のためにも 日ごろから生活習慣や検診などを行うように心がけましょう。

肝臓癌は本当に恐ろしい病です。肝臓癌を患った人の中には何故自分が!といった思いを抱いている人が多いのではないでしょうか。

肝臓というとアルコールの関係が問題視され、自分はお酒を飲まないから心配ない!なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

肝臓癌は多くの場合アルコールが原因ではありません。ですからどんな人にも検査は大切になってきます。

肝臓癌を早期発見することは生存率をあげることにつながります。これから長い年月健康に過ごすためにも定期的な健康診断はとっても大切なことです。

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